ドローンは、軍事目的や空撮で活躍しているイメージがありますが、それ以外にも農業や測量、物流など、さまざまな分野で活用されるようになってきました。ドローンは分野によって、それに合った種類や性能が利用されているため、同じドローンでも性能がまったく異なるのです。今回は、そんなドローンの種類について、詳しく解説します。
ドローンはおもに3種類存在する
冒頭でも解説したとおり、ドローンは、さまざまな分野・業界で利用されるようになってきたため、同じドローンでも性能や搭載されている機能が異なります。
そのため、これからドローンの購入を考えている方やドローンを使用した事業を検討している方は、ぜひこれから紹介するドローンの種類や知識を身につけてみましょう。
トイドローン
トイドローンは、重さが200g以下のドローンを指します。重さもなく、小さいサイズが多いため、比較的安価な値段で購入できるというのも特徴のひとつです。家電量販店でも購入できるケースがあるため、こちらは、初心者の方や趣味や遊びで利用する方におすすめのドローンといえるでしょう。
カメラ付きドローン
カメラ付きドローンは、名前のとおり、カメラが搭載されているドローンのことを指します。こちらは、空撮を目的にドローンを利用したい方におすすめです。
トイドローンよりも重さがあるため、機体が安定しやすくなっています。その反面、カメラ付きドローンは、200gを超える種類が多いということもあり、無人航空機規定が適用されてしまうというのを、充分に把握しておきましょう。
産業用ドローン
産業用ドローンは、農業で農薬を散布する際や建物の点検作業に使われるなど、業務目的で活躍するドローンです。こちらは、カメラ付きドローンよりも性能が優れており、業務に合わせて性能が特化している場合もあります。
また、こちらのドローンを利用する際には、資格が必要なケースがあるというのも、覚えておくべきポイントといえるでしょう。
ドローンの使い道は?用途・目的を解説!
ドローンの使い道やその用途・目的について解説します。産業用ドローンでも少し触れたとおり、ドローンは、さまざまな用途で利用されており、幅広いジャンルで活躍できるというのが、近年大幅にドローン業界が成長している理由となっているのです。
こちらでは、そんなドローンの使い道をいくつか解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
生物の調査
ドローンを利用することで、人間では立ち入るのが難しい場所や区域の進入が可能となります。そのため、まだ見ぬ未知の生態調査に乗り出せるというのも、ドローンの使い道のひとつといえるでしょう。
農業
ドローンは農業でも使用されており、農薬を撒いたりすることで、労働者の負担軽減を担っています。現在の日本では、高齢者社会になってきているため、農業の労働者不足が深刻化しているのです。そんな問題を解決する方法のひとつとしても、ドローンの農業参入は、非常に有効といえるでしょう。
配達業
海外では、ドローンによる配達を実施しており、ドローンを利用することで、車で向かうのが難しい場所にも配達が容易となります。また、ドローンによる配達は、人件費の削減にも効果的であるというのも、大きなポイントです。
こちらのドローンによる配達は、日本ではまだ行われていませんが、将来はドローンによる配達が期待できるかもしれません。
用途・目的にあわせて最適なドローンを選ぼう!
ドローンを選ぶ際には、用途・目的にあわせて最適なドローンを選ぶことが非常に重要になります。なぜなら、用途によって、ドローンの性能や機能は変わってくるからです。
ドローンを選ぶ際に重要になってくるのは、使い道・飛行時間・重さ・操作性などが挙げられています。こちらでは、ドローンの選び方について解説しましょう。
使い道
ドローンもさまざまな種類が存在しており、それぞれ得意・不得意があるため、購入前に使い道を決めておくことが非常に重要となってきます。農業用や空撮でもまったく機能が異なってくるため、必ず目的に合ったドローンを選びましょう。
サイズ
ドローンを選ぶ際にサイズ感もポイントとなってきます。大きいサイズは、飛行が安定しており、長時間の飛行が可能という反面、持ち運ぶのが大変というデメリットも抱えているのです。
一方で小さいサイズは、持ち運びやすい反面、強風などの天候不順によって、利用が制限される可能性が出てくるなどのデメリットがあります。使用用途に合わせて使い分けるのがベストといえるでしょう。
まとめ
今回はドローンの種類やその用途・目的などについて、詳しく解説しました。ドローンの市場規模は、世界的に見ても拡大しており、まさに成長が注目されている業界といえるでしょう。日本では、少子高齢化により、労働者不足が深刻化しています。そのような問題にも使用用途によってドローンが活躍してくれると、大いに期待されているのです。今後ドローンの購入を検討している方は、自分がどんな目的でドローンが必要なのか、今回紹介した種類を参考にしながら、最適なものを選んでみてください。